職業ナカトリモチ

神と人を結ぶ神主さんを中執持といいます。 糸島・金沢を舞台に神社の奉仕、地元を案内するガイド・添乗員、予備自衛官・防災士などの様々な活動をしながら日々の事を綴るブログです。救命講習、 パソコンや進路指導、観光、郷土史や神話の各種講師業も行なっております。

糸島くるくるマーケット

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前回に引き続き第12回糸島くるくるマーケットでも代表を務めることとなり、スタッフや出店者の協力のもと盛況のうちにイベントをおさめることができまそた。

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晴天に恵まれた中に。たくさんの笑顔を見ることができたことは大変な喜びであり、私自身も笑顔で最初から最後まで過ごすことができました。

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レトロカーミーティングも好評を博し、今後のさらなる展開が期待できます。

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小城羊羹旅日記(文豪風)

小城羊羹旅日記

以前に地元を案内した団体から、日帰りの良い旅先がないか聞かれていたので、佐賀県小城市を勧めていたところ、秋に案内する事となった。

全く有難い話で、主催事業を控えた時期であったり、その他暇なようで細々と雑務の多い我輩ではあるものの、頼られると悪い気はせぬたちだから快く引き受けた。勿論、仕事としてであるから本腰を入れねばならぬ。

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さて、小城というと矢張り羊羹が有名で、九州はもとより全国にその名は轟くと聞く。しかるに翻って旅先としては存外地味な印象で、あまり人気の場所とも聞かぬ。小城の観光課職員が我が故郷の観光事業に着目し視察に訪れた時など、折角のご縁と小城に興味を持って何かと名物を尋ねたものの、首を傾げて当地には別段観光に資するもの無しとの回答で驚いた。(役場の人の名誉に関わる話なので附すが、謙遜の気持ちだろうから目くじらなどはご勘弁を)

しかるに、これもご縁と思い実際に訪れてみると、我輩は忽ちに小城に魅了されてしまった。小城という町はさほど大きくもない土地で、福岡からだと丁度良い半日旅行の場所だ。遠近の名所名物ある中で、我輩は江戸時代10万石に満たない小藩の城下町から発達したまちが殊の外興味を惹かれるのだが、近場では福岡藩支藩秋月藩や大分の佐伯藩そして熊本の人吉藩、遠くにあっては新潟の村上藩などがある。

小城は肥前鍋島の佐賀藩支藩として7万3千石の領地を持っていた。今の小城市の文化の土台はこの頃に醸成されたのではないか。

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羊羹が有名ということでは、小城市中に20軒を超える老舗が立ち並び、また点在する。

我輩を喜ばせたのはそればかりでなく、酒蔵が2軒もあったことだ。小柳酒造と天山酒造。どちらもそれぞれ趣を異にして、そして良い酒を醸している。因みにほんの数粁離れた隣町でも大きな酒蔵があり、酒蔵巡りの観光としては随分と良いところである。

良い酒には、良い肴がなくてはならぬが、その前に景勝地を紹介したい。それは清水の滝である。全国各地に清流あり、名爆あり。そうした中にあって清水の滝は、直ぐ真下から落差75米の滝を仰ぎ見、感じる事ができる。その迫力と清冽なる神々しいまでの水分の恵みには自然と手が合わされる。滝の傍らには不動明王像の他大小の像が立ち並び、古くから信仰の場としても栄えた事が窺い知れる。

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 水の良いところに、美味いものの無いはずがないのである。この地は鯉料理が有名だ。清水の滝周辺には老舗の鯉料理屋が山の道沿いに軒を連ねている。鯉こくに、鯉の洗いに鯉づくしを堪能できる。滝や古刹の散策を先にするか、後にするかはその時の胃袋にきくとして是非滋養に富んだ鯉を賞味してもらいたい。

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はてさて、小城の魅力をお伝えせんとつらつら書き散らしたもののまさに百聞は一見にしかずの言葉どおり彼の地に是非ともお立ち寄り頂きたいものだ。

そこで必ずや良い出会いがあるであろう。もし予想と違った展開があったとしても、それが旅の醍醐味である。

広報『いとしま』掲載!

糸島市の広報『いとしま』8月15日号に、消防団操法大会の記事が掲載され、私の表彰について大きく取り上げて頂きました。

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 何事もこうして努力が報われて形になるのは嬉しく思います。消防団人生における一生の宝となりました。

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防人として


「一旦緩急あれば義勇公に奉仕以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし」
明治23年10月30日、明治天皇が国民に示された教育勅語の一節です。終戦後にアメリカ占領下で禁止されるまで本邦における教育の根幹となりました。今読み返す時に、その文言は或いは難しく古臭く感じる方もいるかもしれませんが、当時にあって、また今日にあっても普遍的で世界に通用する中身となっています。

現職の自衛官ではない予備自衛官の私が、口幅ったく防人と申しますのは出過ぎた事かもしれませんが、民間人としてまた軍人として、終戦の日にあたり自身の考えを述べたいと思います。
先ずもって、アジア・太平洋戦争で命を懸けて日本国民を守らんと戦い英霊となった諸先輩方と、戦争により亡くなられた数多の人々の御霊安からんことをお祈り申し上げます。

連綿と続く日本の今があるのは全てご先祖様のお蔭だと思います。バトンを引き継いだ我々は、次世代に繋ぐ今を生きる日本人としてその役割を果たしていく事を改めて誓う日とするべきではないでしょうか。
今年は終戦の日を、霊山立山で迎えました。山頂から麓まで、お盆休みを利用した行楽客で賑わっています。戦後72年、終戦記念日を意識する事なく過ごす方が多いのも日本が平和である証といえます。それはまた素晴らしい事だと思います。

毎年、夏になるとテレビや新聞では終戦の特集が組まれ当時を検証する機会が訪れます。残念な事にアメリカ占領政策の影響が未だ強く根付いている事を思い知らされます。10年・20年前に比して格段に改善されたとはいえ、メディア上にあっては今尚捏造と虚構をもって我が国を不当に貶める反日工作が続いています。日本人の誇りを取り戻すために、国際社会にあって真っ当な国であるために、正しいことを訴え続ける事が大事です。
祖父は終戦時に陸軍少尉、その叔父は陸軍中将という血脈の故か、幼い頃は海軍艦艇に夢中であった私も陸上自衛隊の予備陸士長として国防を担っております。
戦争は相手があってのことですから、先の大戦と同じく自衛のために干戈を交えることは将来避け難いであろうというのが歴史に照らして考える事です。その時に愛する家族を、私を育んだ故郷と、お世話になった方々と、将来の日本を背負って立つ子どもたちを守りたいと思います。
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それは軍人のみならず、あらゆる職業の方々が夫々の立場から行うことで、もし敗戦の憂き目にあえば、大切な人も家族も財産も自らの命も全て奪われる事を知らなければなりません。古今東西、現代にあってさえも痛ましい現実には、目を背けたくなるほど恐ろしいことではありますが、愛する家族を持つ身としては怯えて死を待たずして、防人として我が身を盾とするべく有事に備えています。

私の使命は、何か。
歴史を学べば、我が国を取り巻く環境と為すべきことが見えてきます。

日本三霊山 立山修行

7月の下旬から日本三霊山立山の主峰、雄山の頂上に鎮座する神社で神明奉仕しております。

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此の度で3年振り5回目のご奉仕となり、3000メートルの頂上で1ヶ月以上籠る予定です。

上山した日と翌日は軽い高山病にかかりましたが、問題なく過ごしております。生活しているだけで高地トレーニングをしているような状況なので、肺が鍛えられています。

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雲の上であり、更に雲の中に入ることもあり、また空を見上げて雲の流れを見ることができます。高天原天照大神が神を祀っていたことを、雲を眺めながら合点したのが立山でした。

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今回は麓まで家族が同乗し、福岡から車で富山に入りました。30kgを超える大荷物を抱えて山を登って行くと、ボッカと間違われ、登山者とすれ違う挨拶のたびにご苦労様と労いの言葉をかけて頂きました。久しぶりの登山ながら、30kg超の荷物をさほどきつく感じることなく歩けたのは、2ヶ月以上にわたる消防団操法訓練で体づくりが出来ていたからなのかと思います。

雪が残る夏山を登ります。立山に登るまでは大人としての扱いを受けなかったという昔からの風習もあり、富山県下の小学生が学校単位で登ってきます。昔の霊山は今は多くの登山者で賑わう観光の山でもあります。

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立山日本三霊山のひとつに数えられ、富士山・加賀の白山と共に山岳信仰の盛んな霊山です。神仏習合の名残が伝承や今日の信仰に息づいています。

立山という名前の山はなく、連山の総称です。主峰は雄山3003mで、雄山神社峰本社が鎮座しています。夏の間だけ神主が常駐しており、平素は麓の神社でご奉仕しています。

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信仰の山ということで、頂上から少し下ったところで柵を設けて大人500円小人200円を頂き登山安全と身体健全のご祈祷を行なっています。

開山は奈良時代で、伝承に残る佐伯氏の末裔が現在も宮司を勤めています。御祭神はアメノタジカラオ神、イザナギ神です。

詳細は今年の6月にディアゴスティーニ社から刊行された『日本の名峰』創刊号を是非ご覧頂きたいです。神社の紹介で不肖私が取り上げられており、付録のDVDではご祈祷している頂上の様子も収録されています。

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雄大な景色を臨める立山で長く過ごしていると、心身ともに研ぎ澄まされていきます。諸事情あり、本来は糸島にいるべき時期にありますが、霊山での修行が自分を成長させるものと思い、神明奉仕に励んでおります。

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厳しい条件下ではありますが、常時10〜15名程の神主・巫女や賄方等がおり、家族のような雰囲気で共同生活をおくっております。俗な部分もあり、ご奉仕始めの頃に比べると携帯電話の電波も一部は繋がりますから随分便利になりました。家族とも連絡をとれるのがありがたいです。

山に抱かれ、登拝する皆様から善意と好意と親しみのこもったお気持ちを毎日受け、ナカトリモチたる神主の勤めに幸せを感じております。

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今津から海上の旅

糸島の今津から、ボート買取王エクセルマリンの船に乗ってタチウオ釣りに行って来ました。

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今津といえば、現在は福岡市ですが糸島半島の東側に位置し、江戸時代は五ヶ浦廻船の港として栄えておりました。

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今回はなんと、テレビや雑誌でおなじみの秋丸美帆さんとエクセルマリンの社長と3人でプレミアムな釣り体験をさせて頂きました。

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銀に輝く太刀は、味も勿論最高なのですが見惚れるほどの美しさです。

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命を頂く。刺身で食べるのがオススメです。楽しい旅をプランニングします。

是非お問合せください。

 

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