防人として
「一旦緩急あれば義勇公に奉仕以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし」
明治23年10月30日、明治天皇が国民に示された教育勅語の一節です。終戦後にアメリカ占領下で禁止されるまで本邦における教育の根幹となりました。今読み返す時に、その文言は或いは難しく古臭く感じる方もいるかもしれませんが、当時にあって、また今日にあっても普遍的で世界に通用する中身となっています。
現職の自衛官ではない予備自衛官の私が、口幅ったく防人と申しますのは出過ぎた事かもしれませんが、民間人としてまた軍人として、終戦の日にあたり自身の考えを述べたいと思います。
先ずもって、アジア・太平洋戦争で命を懸けて日本国民を守らんと戦い英霊となった諸先輩方と、戦争により亡くなられた数多の人々の御霊安からんことをお祈り申し上げます。
連綿と続く日本の今があるのは全てご先祖様のお蔭だと思います。バトンを引き継いだ我々は、次世代に繋ぐ今を生きる日本人としてその役割を果たしていく事を改めて誓う日とするべきではないでしょうか。
今年は終戦の日を、霊山立山で迎えました。山頂から麓まで、お盆休みを利用した行楽客で賑わっています。戦後72年、終戦記念日を意識する事なく過ごす方が多いのも日本が平和である証といえます。それはまた素晴らしい事だと思います。
毎年、夏になるとテレビや新聞では終戦の特集が組まれ当時を検証する機会が訪れます。残念な事にアメリカ占領政策の影響が未だ強く根付いている事を思い知らされます。10年・20年前に比して格段に改善されたとはいえ、メディア上にあっては今尚捏造と虚構をもって我が国を不当に貶める反日工作が続いています。日本人の誇りを取り戻すために、国際社会にあって真っ当な国であるために、正しいことを訴え続ける事が大事です。
祖父は終戦時に陸軍少尉、その叔父は陸軍中将という血脈の故か、幼い頃は海軍艦艇に夢中であった私も陸上自衛隊の予備陸士長として国防を担っております。
戦争は相手があってのことですから、先の大戦と同じく自衛のために干戈を交えることは将来避け難いであろうというのが歴史に照らして考える事です。その時に愛する家族を、私を育んだ故郷と、お世話になった方々と、将来の日本を背負って立つ子どもたちを守りたいと思います。
それは軍人のみならず、あらゆる職業の方々が夫々の立場から行うことで、もし敗戦の憂き目にあえば、大切な人も家族も財産も自らの命も全て奪われる事を知らなければなりません。古今東西、現代にあってさえも痛ましい現実には、目を背けたくなるほど恐ろしいことではありますが、愛する家族を持つ身としては怯えて死を待たずして、防人として我が身を盾とするべく有事に備えています。
私の使命は、何か。
歴史を学べば、我が国を取り巻く環境と為すべきことが見えてきます。
日本三霊山 立山修行
7月の下旬から日本三霊山の立山の主峰、雄山の頂上に鎮座する神社で神明奉仕しております。
此の度で3年振り5回目のご奉仕となり、3000メートルの頂上で1ヶ月以上籠る予定です。
上山した日と翌日は軽い高山病にかかりましたが、問題なく過ごしております。生活しているだけで高地トレーニングをしているような状況なので、肺が鍛えられています。
雲の上であり、更に雲の中に入ることもあり、また空を見上げて雲の流れを見ることができます。高天原で天照大神が神を祀っていたことを、雲を眺めながら合点したのが立山でした。
今回は麓まで家族が同乗し、福岡から車で富山に入りました。30kgを超える大荷物を抱えて山を登って行くと、ボッカと間違われ、登山者とすれ違う挨拶のたびにご苦労様と労いの言葉をかけて頂きました。久しぶりの登山ながら、30kg超の荷物をさほどきつく感じることなく歩けたのは、2ヶ月以上にわたる消防団操法訓練で体づくりが出来ていたからなのかと思います。
雪が残る夏山を登ります。立山に登るまでは大人としての扱いを受けなかったという昔からの風習もあり、富山県下の小学生が学校単位で登ってきます。昔の霊山は今は多くの登山者で賑わう観光の山でもあります。
立山は日本三霊山のひとつに数えられ、富士山・加賀の白山と共に山岳信仰の盛んな霊山です。神仏習合の名残が伝承や今日の信仰に息づいています。
立山という名前の山はなく、連山の総称です。主峰は雄山3003mで、雄山神社峰本社が鎮座しています。夏の間だけ神主が常駐しており、平素は麓の神社でご奉仕しています。
信仰の山ということで、頂上から少し下ったところで柵を設けて大人500円小人200円を頂き登山安全と身体健全のご祈祷を行なっています。
開山は奈良時代で、伝承に残る佐伯氏の末裔が現在も宮司を勤めています。御祭神はアメノタジカラオ神、イザナギ神です。
詳細は今年の6月にディアゴスティーニ社から刊行された『日本の名峰』創刊号を是非ご覧頂きたいです。神社の紹介で不肖私が取り上げられており、付録のDVDではご祈祷している頂上の様子も収録されています。
雄大な景色を臨める立山で長く過ごしていると、心身ともに研ぎ澄まされていきます。諸事情あり、本来は糸島にいるべき時期にありますが、霊山での修行が自分を成長させるものと思い、神明奉仕に励んでおります。
厳しい条件下ではありますが、常時10〜15名程の神主・巫女や賄方等がおり、家族のような雰囲気で共同生活をおくっております。俗な部分もあり、ご奉仕始めの頃に比べると携帯電話の電波も一部は繋がりますから随分便利になりました。家族とも連絡をとれるのがありがたいです。
山に抱かれ、登拝する皆様から善意と好意と親しみのこもったお気持ちを毎日受け、ナカトリモチたる神主の勤めに幸せを感じております。
ういてまて 水難指導
水難学会指導員として、青少年に「ういてまて」の指導を福岡着衣泳会の会員として実施しました。
糸島くるくるマーケット
第11回糸島くるくるマーケットの打ち上げ、そして次回の打ち合わせをしました。
芥屋の花火大会
夏といえば、花火
糸島の夏を彩る芥屋海水浴場の花火大会に行きました。
たくさん泳いで食べて飲んで満喫しました。
八雲神社
夏祭りでした