日本三霊山 立山修行
7月の下旬から日本三霊山の立山の主峰、雄山の頂上に鎮座する神社で神明奉仕しております。
此の度で3年振り5回目のご奉仕となり、3000メートルの頂上で1ヶ月以上籠る予定です。
上山した日と翌日は軽い高山病にかかりましたが、問題なく過ごしております。生活しているだけで高地トレーニングをしているような状況なので、肺が鍛えられています。
雲の上であり、更に雲の中に入ることもあり、また空を見上げて雲の流れを見ることができます。高天原で天照大神が神を祀っていたことを、雲を眺めながら合点したのが立山でした。
今回は麓まで家族が同乗し、福岡から車で富山に入りました。30kgを超える大荷物を抱えて山を登って行くと、ボッカと間違われ、登山者とすれ違う挨拶のたびにご苦労様と労いの言葉をかけて頂きました。久しぶりの登山ながら、30kg超の荷物をさほどきつく感じることなく歩けたのは、2ヶ月以上にわたる消防団操法訓練で体づくりが出来ていたからなのかと思います。
雪が残る夏山を登ります。立山に登るまでは大人としての扱いを受けなかったという昔からの風習もあり、富山県下の小学生が学校単位で登ってきます。昔の霊山は今は多くの登山者で賑わう観光の山でもあります。
立山は日本三霊山のひとつに数えられ、富士山・加賀の白山と共に山岳信仰の盛んな霊山です。神仏習合の名残が伝承や今日の信仰に息づいています。
立山という名前の山はなく、連山の総称です。主峰は雄山3003mで、雄山神社峰本社が鎮座しています。夏の間だけ神主が常駐しており、平素は麓の神社でご奉仕しています。
信仰の山ということで、頂上から少し下ったところで柵を設けて大人500円小人200円を頂き登山安全と身体健全のご祈祷を行なっています。
開山は奈良時代で、伝承に残る佐伯氏の末裔が現在も宮司を勤めています。御祭神はアメノタジカラオ神、イザナギ神です。
詳細は今年の6月にディアゴスティーニ社から刊行された『日本の名峰』創刊号を是非ご覧頂きたいです。神社の紹介で不肖私が取り上げられており、付録のDVDではご祈祷している頂上の様子も収録されています。
雄大な景色を臨める立山で長く過ごしていると、心身ともに研ぎ澄まされていきます。諸事情あり、本来は糸島にいるべき時期にありますが、霊山での修行が自分を成長させるものと思い、神明奉仕に励んでおります。
厳しい条件下ではありますが、常時10〜15名程の神主・巫女や賄方等がおり、家族のような雰囲気で共同生活をおくっております。俗な部分もあり、ご奉仕始めの頃に比べると携帯電話の電波も一部は繋がりますから随分便利になりました。家族とも連絡をとれるのがありがたいです。
山に抱かれ、登拝する皆様から善意と好意と親しみのこもったお気持ちを毎日受け、ナカトリモチたる神主の勤めに幸せを感じております。
ういてまて 水難指導
水難学会指導員として、青少年に「ういてまて」の指導を福岡着衣泳会の会員として実施しました。
糸島くるくるマーケット
第11回糸島くるくるマーケットの打ち上げ、そして次回の打ち合わせをしました。
芥屋の花火大会
夏といえば、花火
糸島の夏を彩る芥屋海水浴場の花火大会に行きました。
たくさん泳いで食べて飲んで満喫しました。
八雲神社
夏祭りでした
『日本の名峰』に掲載されました
北アルプス、富山県の立山連峰は日本三大霊山として古くから信仰の山として、また登山客賑わう観光地として有名です。
私はご縁があり、学生の頃そして神社本庁退職後に主峰雄山3003mの頂上に鎮座する神社で夏の間ご奉仕をしています。
此の度、ディアゴスティーニ社から『日本の名峰』シリーズが新たに出版される事となり、創刊号は立山です。
何気なく立ち寄った書店で手にとってパラパラとめくっておりましたら、私が写っていました。
神主としてご奉仕させて頂く事が、自分にとっては矢張り天職と思い日々過ごしてきておりますので、今回このように取り上げていただけたことはとても嬉しいです。
付録のDVDでは、神社の紹介でご祈祷する様子も映されていました。連綿と受け継がれてきた立山信仰を次世代へ繋ぐ中執持として、今年の夏も専心ご奉仕にあたりたいと思います。
創刊号は特別価格ですので、是非お買い求めいただければ幸いです。